それが訂正の効く勘違いなら、問題はすぐに解決しますが、保険のように契約が絡む内容だと、ちょっとした勘違いや誤解が大きな損失や手違いを生んでしまいます。
そこで、保険を詳しく知る為の第一歩でもある、保険用語について少し解説してみます。
用語について知っているという方や大体理解しているという方は、読み飛ばしても構いませんが、確認の意味も兼ねて、大まかに用語の意味を復習してみるのも良いかと思います。
保険契約者
まず、保険契約者についてですが、文字通り保険を契約する本人を指します。 ざっくばらんに言ってしまえば、保険の契約書にサインをして、保険料を支払う人の事を保険契約者と言います。
基本的にはいざという時の保障対象になるのも保険契約者ですが、契約内容によっては、保険の保障対象者と保険契約者とが異なる場合があります。
しかし、保険の保障対象を決定するのも保険契約者ですから、保険契約者とは、契約者であり、支払者であり、保険内容の決定権を持つ人であると理解して下さい。
被保険者
保険の保障対象となる人の事です。先に述べたように、この被保険者と保険契約者は一致するとは限りません。
例えば、保険契約者がお父さん、被保険者が娘さん、という場合は、娘さんに事故や怪我があった際には保障されますが、お父さんに事故や怪我があった場合には保障されません。
つまり、被保険者というのは、保険の保障対象となる当事者の事です。
受取人
受取人というのは、文字通り保険金を受け取る人の事です。
大抵の場合は保険契約者か被保険者が受取人にあたります。
病気や怪我等の保険であれば当然本人が受取人になりますし、死亡保険等、本人が受け取れないような場合であれば、家族が受取人になります。
保険料
保険契約者が保険会社に支払う保険に掛かる料金の事です。
似た言葉に保険金がありますが、こちらは保険会社から受け取るお金の事です。保険料と保険金とは間違えやすいので注意して下さい。
保険料の支払いには色々な方法がありますが、口座引き落としが最も手間がかかりません。
また、口座引き落としの場合には割引が付いたりする保険会社もありますので、可能であれば口座引き落としを選ぶ方が良いです。
また、保険料の支払いを忘れるといざという時に保険金を受け取れませんので、この点を考えても口座引き落としの方が無難です。
保険金
保険会社から保障対象の病気や怪我に対して支払われるお金の事です。
給付金と呼ばれる事もありますが、こちらは、入院の時のように一日いくらという単位で支払われる保険金の事を給付金と呼びます。